東京大学 THE UNIVERSITY OF TOKYO 東京大学 柏キャンパス THE UNIVERSITY OF TOKYO, KASHIWA CAMPUS

Kashiwa Open Campus一般公開

開催概要Aboutトップへ/Top of Page

※更新中です。開催日当日まで内容が変更となる可能性があります。
*Updating. The contents may change until the event day.

更新中のため、企画一覧は昨年の情報となっている場合があります。ご注意ください。
*Event information is being updated and might include data from the previous year.

 

 

 

東京大学柏キャンパス一般公開2024 「柏でみつける科学の明日

開催日時:2024年10月25日(金)~26日(土)10時~16時30分
場  所:東京大学柏キャンパスおよび柏Ⅱキャンパス
交  通:TX柏の葉キャンパス駅から、無料シャトルバスを運行します(キャンパス内の駐車場は、特別な場合を除き使用できません。)
参加費等:予約不要、入場無料です
問合せ等:お問合せページからお願いします。

 

 

UTokyo Kashiwa Open Campus 2024 “Tomorrow’s Science Awaits in Kashiwa”

Date: Friday, October 25 – Saturday, October 26, 2024, 10:00 am – 4:30 pm
Place: UTokyo Kashiwa Campus and Kashiwa II Campus
Access: Free shuttle bus service will be provided from TX Kashiwanoha Campus Station (on-campus parking is not available except under special circumstances).
Admission: No reservations are required and admission is free.
Inquiries, etc.: Please visit our Contact Form.

お願い(注意事項)Attentionトップへ/Top of Page

・実験室等では、スタッフの指示に従ってください。また、公開していない場所への立ち入りはしないでください。
・大学職員が撮影した写真やビデオ等を広報活動へ使用させていただく場合があります。
・地震等災害発生時にはスタッフの指示に従ってください。
・キャンパス駐車場は特別な場合を除き使用できません。(近隣店舗等の駐車場へは、絶対に駐車しないでください!
・キャンパス内は全面禁煙です。

 

[障害のある方へ]

東京大学柏キャンパスでは、障害のある来訪者に対して、必要な配慮を行なっております。
一般公開参加に際し、特別な支援が必要な方は、10月18日(金)までに東京大学柏地区共通事務センター総務チームへお申し出ください。なお、内容によっては、ご希望にそえない場合もありますので、あらかじめご了承ください。

 

-Please follow the instructions of the staff in the research laboratory.
-Please do not enter areas that are not open to the public.
-Photographs and videos taken by university staff may be used for public relations purposes.
-In the event of an earthquake or other disaster, please follow the instructions of the staff.
-On-campus parking is not available except under special circumstances. (Please do not park in the parking lots of nearby businesses! )
-Smoking is not allowed on campus.

 

[For Persons with Disabilities]

UTokyo Kashiwa Campus makes every effort to accommodate visitors with disabilities.
If you need special assistance while attending the Open Campus, please contact the General Affairs Team at the University of Tokyo, Kashiwa General Administration Office by Friday, October 18.
Please note that we may not be able to accommodate your request depending on the nature of your request.

特別講演会Special Lecturesトップへ/Top of Page

開催日時 10月26日(土)
時  間 13:00-15:00
会  場 新領域環境棟 FS ホール(会場先着順/オンライン配信)
配  信 URL掲載予定(同時配信&アーカイブ配信)*申込不要*
日本語のみで周知がなされている企画は、日本語で行われます。Events with information only in Japanese will be conducted in Japanese.
  • 13:00-13:40

    被災した社会のレジリエンスを考える

    自然現象の前では社会は脆弱です。どれだけ備えていても、それを上回る大きな災害が生じる可能性はあり、その場合、何らかの被害が生じることは避けられません。その場合に重要となるのが復興です。

    復興のためのチカラはレジリエンスと言われ、その重要性がひろく認識されるようになっています。特に、東日本大震災のような非常に大きな災害を考えると、完全に社会を守ることは事実上不可能ですので、復興までを視野に入れることは重要です。しかし、自然災害が生じる時は、常に予想外の事象がおこります。災害の発生後の復興となればなおさらです。レジリエンスまでを考えて災害への備えを有効なものとするためにはどのような考え方で対策することが考えられるのでしょうか。

    例えば、地震の多い日本では、過去の事例に基づき耐震設計技術を高めてきました。その地震防災の考え方は、阪神淡路大震災(1995)や東日本大震災(2011)等の大災害を経て、構造物のレジリエンスから社会としてのレジリエンスへと変遷してきています。

    レジリエンスの考え方は、国際的な視点からも重要です。例えば、災害への備えが十分ではない途上国等では非常に重要になります。

    どのように備え、備えることを支援するべきなのか、といった点について、国内外の事例を紹介しつつ、考えてみたいと思います。
    本田 利器
    本田 利器(ほんだ りき)|大学院新領域創成科学研究科 国際協力学専攻・教授
    主な研究分野:
    災害に強い社会構築のための技術として,いわゆる「想定を超える」場合に備えるためのインフラの「危機耐性」や地域の「事前復興」について教育・研究をおこなっている。

    プロフィール:
    1993年 東京大学 土木工学専攻(修士)修了
    1993年 建設省 土木研究所 研究員
    1997年 京都大学 防災研究所 助手
    2005年 東京大学 社会基盤学専攻 准教授
    2012年 東京大学 国際協力学専攻 教授
  • 13:40-14:20

    その政策本当に効果がありますか

    政府は、社会のさまざまな課題に対応するために、多くの政策を実施しています。しかし、限られた予算や資源を有効に使うためには、これらの政策を常に改善し、より良いものにしていく必要があります。そのためには、政策の効果を正確に評価し、その結果を基に政策を見直すことが重要です。このような考え方は「EBPM(証拠に基づく政策立案)」と呼ばれ、近年ますます注目されています。EBPMを実現するためには、科学的なアプローチが不可欠であり、その一つが「統計的因果推論」という手法です。

    統計的因果推論は、ある出来事が別の出来事にどう影響を与えるのか、その因果関係をデータから明らかにするための方法です。特に、政策の効果を評価したり、社会科学の研究を行ったりする際に非常に重要です。社会科学の分野では、実験を行うことが難しい場合が多く、観察データや既存の情報を使って分析を行うのが一般的です。しかし、これらのデータから因果関係を正確に見極めるためには、データの比較方法や分析手法に工夫が必要です。

    今回の講演では、この統計的因果推論の基本的な考え方をわかりやすく紹介し、不法移民と取扱いに関する政策や刑務所での面会プログラムにおける事例を取り上げ、どのように統計的因果推論が使われて政策改善に役立つのかを解説します。
    大津 優貴
    大津 優貴(おおつ ゆうき)|空間情報科学研究センター・講師
    主な研究分野:
    犯罪の経済学。特に移民と犯罪の関係、再犯抑止政策など。

    プロフィール:
    2021年 ワシントン大学セントルイス 博士課程修了 Ph.D.(Economics)
    2021年 東京大学 空間情報科学研究センター 助教
    2023年 同 講師
  • 14:20-15:00

    超強い磁場で物質の性質はどう変わるか

    地球上の自然界は磁場が弱い条件の下で形成された世界です。磁石物質から発せられる磁場が他の物質に及ぼす影響は一般には弱いですが、人工的に極めて強力な磁場をつくることができれば、物質がその性質を大きく変え、この世界は大きく様変わりすると期待されます。実際に宇宙には中性子星のように強力な磁場をもつ星があり、その世界は地球上とは全く異なります。しかしながら、物質の性質を大きく変えるような超強力磁場を地球上で人工的につくるには技術的困難が伴うことがわかっています。磁場を閉じ込めるのに必要な機械的強度を有する物質が自然界に存在しないのです。これは、自己崩壊しないために自然界は強力な磁場を発生できない仕組みになっていると考えることもできそうです。

    一方で、磁場は物質の性質を詳細に調べるためには欠くことができない実験環境パラメーターです。身近な例としては、磁気共鳴画像(MRI)診断には強い磁場が必要です。磁場によって物質の量子力学的な性質をみることができ、より強い磁場を使うことで解像度を上げた、より詳細な測定が可能となります。

    講演では、物質を調べるために必要な磁場から、新しい性質をつくり出すための超強磁場へと、極限的に磁場を強くした際に期待される物質の性質の変化について、強磁場発生技術とあわせて紹介します。
    松田 康弘
    松田 康弘(まつだ やすひろ)|物性研究所 附属国際超強磁場科学研究施設・教授(副所長)
    主な研究分野:
    パルス技術を用いた強磁場開発とその下での、磁性体をはじめ、誘電体、金属、半導体、超伝導体などを対象とした物性研究。

    プロフィール:
    1996年 東北大学 博士(工学)
    1996年 東京大学物性研究所 助手
    2002年 岡山大学理学部 助教授
    2006年 東北大学金属材料研究所 准教授
    2008年 東京大学物性研究所 准教授
    2021年 同上 教授
    2023年 同上 副所長

シャトルバス案内Shuttle Bus Timetableトップへ/Top of Page

当日、TX柏の葉キャンパス駅と東京大学柏キャンパス間、また、柏キャンパスと柏Ⅱキャンパス間の、無料シャトルバスを運行します。詳細は決まり次第更新いたします。

Free shuttle buses will be provided between the Kashiwanoha Campus Station and the University of Tokyo Kashiwa Campus, and between the Kashiwa Campus and the Kashiwa II Campus. Details will be updated as they become available.

アクセスAccessトップへ/Top of Page

ダウンロードDownloadトップへ/Top of Page

  • 東京大学柏キャンパス2024リーフレット(表 おもて)
     Kashiwa Open Campus Leaflet-Surface

  • 東京大学柏キャンパス2024リーフレット(裏 うら)
     Kashiwa Open Campus Leaflet-Backside

その他企画・同時開催Other Eventsトップへ/Top of Page

マスコットキャラクター「ごろくろー」"Gorokuro" the Mascotトップへ/Top of Page

生まれ:2012年、柏キャンパス東側南端にある池の愛称が、キャンパス内の公募で五六郎池に決定したことに伴い、池の愛称にちなんだマスコットキャラクターを共通事務センター総務・広報係の女性職員がデザイン。「ごろくろー」と名付ける。
柏キャンパス一般公開2012で、一般公開広報リーフレットに非公認マスコットキャラクターとしてデビュー。 一般公開当日は、柏地区共通事務センター職員が扮する「ごろくろー」が現れ、千葉県のマスコットキャラクターチーバくんに対抗して柏キャンパス内を巡る等涙ぐましい努力、その甲斐あって柏キャンパス一般公開2014からは、公認マスコットキャラクターに任命される。 現在、柏キャンパス一般公開には欠かせない存在となり、ホームページやパンフレット、会場案内等で大忙しである。

住 所:東京大学柏キャンパス 五六郎池


Origin: In 2012, the nickname of the pond at the south end of the east side of the Kashiwa Campus was chosen as Gorokuro Pond (五六郎池) after a campus-wide public contest.
A UTokyo staff member created a mascot character named after the pond's nickname.
He made his debut as an unofficial mascot character at the Kashiwa Open Campus 2012. As of the Kashiwa Open Campus 2014, he was appointed as one of the university's official mascot characters.

Residence: Gorokuro Pond, Kashiwa Campus, UTokyo