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プラズマ実験装置で採火―ゆめ半島千葉国体柏市炬火採火イベントに協力

東京大学柏キャンパスは、ゆめ半島千葉国体柏市炬火採火イベントに協力し、7月6日に、新領域創成科学研究科RT-1磁気圏型プラズマ実験装置を使い採火する実験を行いました。また、7月23日には、柏図書館メディアホール等において、採火式典、炬火受け皿への点火セレモニーが行われました。

千葉国体採火イベント写真1千葉国体採火イベント写真2

プラズマ実験写真RT-1磁気圏型プラズマ実験装置の真空容器の中は、超電導マグネットが磁気浮上し、ちょうど宇宙空間にある天体と同じような磁気圏が人工的につくられ、この磁気圏の中に1億度を超えるプラズマを閉じ込めることができます。

採火は、新領域創成科学研究科の吉田善章教授により、プラズマの端に小さな電極を差し込み、これに飛び込む高エネルギー電子のエネルギーを電流として取り出し、火花を飛ばしてアルコールに着火する方法が試みられました。

実験は、柏市立松葉中学の生徒の皆さんと国体関係者、報道関係者が見守るなかで行われ、アルコールに着火した火は、同中学3年生の小倉侑也さんにより、点火棒を使ってボートランプに無事移されました。

7月23日、柏図書館メディアホールにおいて、秋山浩保 柏市長、梶田隆章 柏キャンパス共同学術経営委員会委員長のあいさつ、新領域創成科学研究科の吉田善章 教授によるプラズマを活用した採火についての講義、炬火名披露及び命名者の表彰等が行われ後、柏キャンパスプロムナードにおいて、炬火受け皿への点火セレモニーが行われました。

炬火受け皿への点火セレモニーの終了後、セレモニーに参加した柏市内の中学生、高校生を対象に柏キャンパス施設見学が行われました。

屋外メダカ飼育場(左)
RT-1惑星磁気圏型プラズマ実験装置(中)
極超音速エンタルピー風洞実験室(右)

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